画家の死後:内藤瑶子の生前日記

自称絵描き|内藤瑶子のナイトー自身による、活動報告のブログです。/ 東京近辺で活動中。詳しいことはhttp://yokonaito.info/へ。

コレクター三浦徹さん宅を訪問/人人会サイトでフリーライター山田歩さんの連載開始

暑くなってきました。

展示のお知らせ、人人会の更新情報、さらに今月末までが会期の「三浦徹コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』神戸わたくし美術館」を訪問させていただいたので、レポートさせていただきたいなぁと思います。

 


◉展示情報

❣️現在開催中❣️

🔷 4月1日~6月30日|三浦徹コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』神戸わたくし美術館

❣️これから❣️

🔷 7月8日(土)~17日(月)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』」1点参加・PALETTE GALLERY パレットギャラリーhttp://palette-gallery.jp/

🔷 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

🔷 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」・1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座)

http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

 

上記のように、夏にかけて開催されるグループ企画の詳細が出揃ってきています。華やかな企画が多くやや緊張しますが、頑張って新作を作っています。何卒よろしくお願いしますm(_ _)m 

  


私の絵をコレクションしていただいているコレクター・三浦徹さんがコレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』開催してくださいました。会場の神戸わたくし美術館は、もともと旅館だった建物で、三浦さんのご自宅でもあります。

応援してくださるのみならず、このように公開までしてくださるということは大変光栄なこと。湘南から神戸まで飛行機で日帰りという強行スケジュールで、なかなか体がバキバキになりましたが、伺えてほんとうに良かったです。

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私の作品の他に、具体美術協会に72年の解散まで参加していた堀尾貞治さん、堀尾昭子さんのコレクションも鑑賞できます。逆光で真っ暗ですが、左下の写真に写っています。

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陶器のコレクションも圧巻。三浦さんは陶芸の腕前もプロ!で、2012年には銀座のギャラリー枝香庵で個展が開催されました。

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素敵な廊下です!

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ドア窓にさりげなく設置してあるのは堀尾昭子さんの作品だとか。

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最近のものが窓際にありました。

 

三浦さんは婦人科系のがん専門の元産婦人科医で、病院に院内助産所を設ける試みをした方としてメディアに取り上げられています。(ちなみに本稿も朝日新聞の記事を参考にしています。*1産婦人科助産院というのは基本的に別々の施設となっているのですが、三浦さんは医師の立場から病院内に助産院を設けるよう働きかけたようです。確かに、私も息子は産婦人科で産んだのですが、助産院で産んだ友人もいました。お産の方法もいろいろ選ぼうと思えば選べるのですが、「お医者さんの指導が安心」と消極的に産婦人科を選んでしまいがち。でも、お産は人間の根源的な積極性があらわれる場なんですよね。

三浦さんのお話やコレクションからは人が「うむ力・うまれる力」を絶対的に信頼するという独自の哲学を感じました。今は引退されていますが、大変エネルギッシュな方で77歳まで現役でお仕事をされていたそう。生命感みなぎるアートコレクションはそのパワーの原動力となっていたとのこと。20歳のころから10年以上お世話になっている方ですが、やっと三浦さんのお仕事や活動の一端が理解できたような気がしました。

↓こんな変な絵をカラーで載せてくださった神戸新聞さまにも大変感謝です!

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人人会のサイトも更新しています。

5月末からホームページ上で人人会関連作家の活動紹介をすることになり、それに連なる企画として「あるくの从作家見聞記」を連載することになりました。山田歩(あるく)さんが、会関連作家の展示をたずね歩き、見聞記を書いてくださるそう。山田さんは新聞などの媒体を中心に文化欄などで執筆活動をされているフリーライターで、編集者でもあります。

適度な距離感を保ちつつ、未知な作家や展示に歩み寄っていく中でのワクワク感があり楽しい文章です。山田さんの人柄や文章力もさることながら、「評者」というよりも取材者、ルポライターの眼差しの妙なのかもしれませんねぇ。

第1回目がもうすでにアップされています。

hitohitokai.org