内藤瑶子個展「MORTALS」10月26日(月)より開催します〜!東京・八重洲 T-BOXにて
キョーコーサイケツ!/近々行けた展示
「毎日メディカルジャーナル(MMJ)」6月号の表紙に!なりました。
先日制作した、パークホテル東京「鯉の部屋」の写真が、「毎日メディカルジャーナル(MMJ)」6月号の表紙になりました! 「毎日新聞社が2005年に創刊した医学総合誌」だそう。内容を拝見するも専門的な雑誌のため、私にはチンプンカンプンですが、とても喜んでおります。どうぞ御贔屓に!
- 毎日新聞社と毎日新聞出版の雑誌:http://www.mainichi.co.jp/publish/magazine.html 追記:ネットほか、大きい書店の専門誌コーナーに売っているそうです〜!
また、お世話になっているモリス高橋さんの「表紙のカルテ」というコラムにて素敵に紹介、また「絵巻物」というキーワードにも触れていただきました。
「ホテルにとっても『美』との新しい付き合い方を模索した結果、個に対して濃い密度の『美の空間』を提供したことは経営的に見れば冒険である」(※p176コラム文中より)
ホテルの方々の気風の良さが、このプロジェクトの盛り上がりを大きく支えているように感じていました。確かに、それは経営的な成功があってこそのもの。考えれば「経営」と同じように、「作品」にも「勝利の方程式」というものがありません。作家も冒険者として「こうするべきだ」という正解に縛られず、多様なお部屋が生まれているのではないでしょうか。
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最近は暑くなってきましたね。息子も元気に2歳。毎日水浴び!
いろいろ作業もたてこみ、ワーキングマザーよろしく一丁前に時間困窮に陥ってます。
作品のほうは、11月に予定している個展に向けた制作をし始めようとしているところ(つまり、未だ何もできてない。。)銅版画をやろうと思ったのですが、銅が高騰しており迷い中。。
Artist in Hotel:ホテル制作、その後/仙人。
遅ればせながら、先日製作しておりましたArtist in Hotel「鯉」の部屋が、パークホテル東京のサイトにて掲載、稼働し始めたようです。制作中の写真やら「アーティストメッセージ」なるものまで記載され、小っ恥ずかしいというか、なんか心配(ノーメーク…)。。
サイト→http://www.parkhoteltokyo.com/artcolours/aih.html
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Ph4BJeS_fCQ&w=560&h=315]動画。なんか自分で感動しちゃった…💣💥プロのカメラマンさんの技がすごすぎる!
関係者の方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。m(__)m
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初めての「客室まるごとの装飾」。はじめは緊張で、ずっと息が臭かったです。大汗。リラックスできる「ホテルの客室」という機能は残したいと思っていたので、わりにアッサリしています。それゆえ、自分のアピール度はこれでいいのかなぁ…というジレンマもありました。ほとんど外国からのお客様とのこと。楽しい日本の思い出になってくれればいいな!と願うばかりです。
31日の読売新聞(全国版だって!すげい)に、この企画の記事が掲載されていました。10年以上お世話になっている、人人会の大パイセン成田朱希さんの部屋と、制作中に大変お世話になった水口和紀さんが載っています。私は掲載には至らず残念!
◉ちなみに人人会のホームページ、目下製作中です。
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鯉に子供が乗っている図ですが、沢山の方が「浦島太郎?」と思われたようです。
水墨画などで鯉に乗っているのは、「琴高仙人」。右の山や岩も、実は仙人の住む桃源郷、蓬莱島などからイメージしました。(ちなみに浦島太郎も、ルーツは中国の神仙思想とされているんですよね。竜宮が、実は蓬莱山の変容だとか。http://homepage1.nifty.com/miuras-tiger/ryugu.html 偶然!)
しかし「仙人」。本来ノホホンとしたおじいさんではありません。仙人になること(主に不老不死)を目的とした考え方を「神仙思想」とするのですが、その方法は怪しさ・エロさ・グロさ、三拍子そろって密かにマイブームです。さすが中国4000年の歴史。
と、ここで色々と魅力について力説したかったのですが、神仙や道教についての情報はネットにあまり見当たりません…気軽に紹介できなくて残念。そういや、私に道教を教えてくれた先生(下の本、おもしろいですよ!)によれば『封神演義』というマンガがあると。原作も未読ダナ。
それにしても、巷の通説には、仙人メソッドのエロ部門がゴッソリ抜けていますね。房中術。この説明が一番フツウだと思います:https://kotobank.jp/word/%E6%88%BF%E4%B8%AD%E8%A1%93-132297
「気」の思想から見る道教の房中術―いまに生きる古代中国の性愛長寿法 (心と教養シリーズ) 坂出 祥伸 梅川 純代by G-Tools |
少年ジャンプで紹介できるのかなw。
平凡社の『哲学事典』などでは、「神仙説: 古代中国に流布された迷信信仰の一つ」とされてますね。冷たいナァ。医学的(という表現でいいのかわかりませんが)に発展した側面もある思うので、信仰としてしまうと苦しいですね。
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そういえば忙しかった期間、展覧会ステートメントや美術に関するテキスト(しかもみんなムズイ)を読む機会がありました。
東アジアが日本の文化芸術に与えた影響は計り知れないと思うのですが、いわゆるセイヨウな理論・法則とか、西洋東洋(日本)をザクッと対比させて話をする人は多くとも、中国の話は単語すら皆無でしたね。まさに近くて遠い国。もはや子供を連れて観光するのも気がひけるほど遠い国。
世界遺産とか行ってみたい!息子が小学校になるころには空気も良くなっているといいなぁ〜
神田日勝記念美術館(北海道鹿追町)で、人人展(从展)の移動展明日からです〜
酔っぱらった人人会のボス、G氏から電話にて「オマエのことだから、展示があること忘れてるだろ?」と言われましたが…忘れてません!どういうキャラ?(笑)
明日から北海道の鹿追町にある神田日勝記念美術館で、人人展(从展)の移動展がはじまります。
- ◆「从展ー鹿追展」 中村正義によって「自由な創作活動を希求する個々の作家とその連帯に支えられたグループ活動」と語られた異色画家集団の移動展。
- 2015年4月29日(水)〜5月10日(日)
- 10:00~17:00
- 会場:鹿追町民ホール ホワイトホール
- 会期中無休・観覧無料
北海道 鹿追町 神田日勝記念美術館 http://kandanissho.com/ 詳細はこちらを参照しました↓ http://kandanissho.com/schedule/
公募団体「水彩人」さんとの合同展と伝え聞きましたが、DMによると人人会は「鹿追町民ホール、ホワイトホール」が会場となっています。Googleの航空写真を見ると、どうやら同じ敷地にある棟のようです。ちなみにストリートビューでは凄く豪華な所に見えます。気になってサイトを見ていると、総工費四億円…。。すげい。 神田日勝(70年に亡くなっています)の作品が教科書に載っていたことをよく覚えています。調べてみると、作品は北海道に集中している様子。現物を見た記憶はないような…見に行けるかな〜?
個展終了しました。雑感など。
個展「Lunar Sexual」4月3日(金)〜@HIGURE 17-15 cas 2F(日暮里) だよ!
ホテルでの制作がはじまっています。 色々と別件もあり、ほんとうに×2忙しいので、当初のコンセプトである「ホテルライフを楽しみながら」という滞在制作ができているかは…。。よくよく考えれば難しい作業ですし、作家の間では追い込まれ過ぎて「だんだん頭オカシクなってきそう」というのが裏の(?)噂でもあります。(掛け値なしにホテルは素晴らしい所です!)
さて、もう来週に迫った個展の告知をしたいと思います。 概要は下記になります。
Yoko Naito 内藤瑶子 Lunar Sexual ルナセクシュアル 日 程:2015年4月3日(金)〜14日(火) [会期中休み無し] 時 間:月曜〜金曜17:00〜20:00/土曜、日曜13:00〜19:00 会 場:HIGURE 17-15 cas 2F(東京都荒川区西日暮里3-17-15) 企 画:TANA Gallery Bookshelf 協 力:HIGURE 17-15 cas
「ルナセクシャル」展は内藤の多岐に渡る技法と主題から特にアンドロギュヌス(両性具有性)をモチーフとして扱った日本画作品に焦点を当てています。内藤が作品の着想を得たプラトンの『饗宴』では、人間が魂の半身を求める根源的な衝動を男性の象徴である太陽と女性の象徴である地球の間を永遠に彷徨い続ける月になぞらえて語っています。内藤は日本画という分野の伝統から逸脱しつつも日本画の画材を活用し、激しい筆致で画面中に垂れや滲みを創り出しながら、人間がその半身を求める情動を書道のような躍動感と抽象性で描き上げます。(TANA Gallery Bookshelf, http://tanagallerybookshelf.com/index.html#YOKO より、英語だとよくわかんないので訳してもらいました!)
- 参考リンク
- ギグメンタ2015: http://gigmenta.com
- TANA Gallery Bookshelf: http://rad-commons.main.jp/tana/index.html