画家の死後:内藤瑶子の生前日記

自称絵描き|内藤瑶子のナイトー自身による、活動報告のブログです。/ 東京近辺で活動中。詳しいことはhttp://yokonaito.info/へ。

今日からグループ企画『わたしの中の村上春樹イメージと創作』がはじまります。

今日からグループ企画『わたしの中の村上春樹イメージと創作』がはじまりました。

この夏は、たくさんの展示と出会いにめぐまれて大変光栄です。

しかし、息子が夏風邪になっており、オープニングやトークに行けない…。

大変残念ですが、こんなことで「アーァ😩なんて思ってもどうにもなりません、小さい子供はそんなことばっかりですから!咳の風邪、流行ってますかね。

めげずに8月5日・6日のパークホテル東京「真夏のアートフェス」の準備もしていこうと思います。また、ギャラリーT-BOXの展示〜7月22日(土)まで開催中です。下記エントリーに書いています。

yokonaito.hatenablog.jp

  


今回の企画は、村上春樹さんの小説を1作品選出し、それをテーマに作品を作るというもの。

このようなお題型のグループ企画だと、明快にテーマを決まります。新しいお客様やギャラリーさんとの関係ができたり、作品につながるアイディア💡発想のきっかけになったりして、普段の制作にフィードバックすることもできます。

 

村上春樹作品は有名なものをパラパラ読んでいるだけなので、全作品から何かを選び出す確固たる基準!というのを持ち得ていないのですが…それでも問題ないとのこと。

以前の企画で題材に選んだフィリップ・K・ディックの『ヴァリスというSF作品と同様に、私の好きなパラレルワールドをキーワードにして、『アフターダーク』という作品を選んでみました。

近作『1Q84』もありますが、こちらのほうが気に入ってます。

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まだ展示を観ていないので、写真がありません。

飾った感じはこんなかんじです。m(_ _)m

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作品は、「In the dark」版画紙にコラグラフ、手彩色、290×205mmです。

異世界への脱出可能性!がテーマです。

 

この小説は夜から朝にかけてのリニアな時間を軸としながらも「ダーク」という視界の悪さや、真夜中にある有象無象から、ふとした時間や空間の歪み、異世界の兆しが醸されます。

その確率論的なゆさぶり(と言ったらいいかな?)を楽しむこともできるし、物語の登場人物たちがその中を切実にさまよう様子を、その全体を見通して悦に入ることもできる。 

 

ちなみに、この読み方は私の勝手な見解であることご了承ください(⌒-⌒; ) 

 

また、大急ぎで書いているので乱筆乱文お許しください。

 


髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による

『わたしの中の村上春樹イメージと創作』

会期:2017年7月21日(金)-7月28日(金)

時間:11:30~19:00(日曜日、最終日は17:00まで)

会場:8F ギャラリー枝香庵(えこうあん)Tel 03-3567-8110

!入り口がわかりにくいかもしれません!

ビル左横の細い通路を入りエレベーターでお越しください。

  

 


◉展示情報 

❣️ 開催中❣️ 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

❣️ 開催中❣️ 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座) http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

🔷 9月12日(火)~9月22日(金) |グループ企画「*** 漱石山房記念館開館 *** 美術を愛した 漱石に捧げるアート展」1点参加・Art Mall アートモール(銀座)

展示が終了。そしてまた別の場所ではじまり。京橋のギャラリーT-BOXにて

昨日で『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』が終了いたしました。

見にきていただいたお客様、関わってくれた方々に感謝申し上げます。視聴できるようにしたり、キャプションやレイアウトなどなど、とても根気強い準備を要する展示だと思います。心をこめて展示を作っていただいたギャラリーの方々にも、改めてお礼申し上げます。


 

そして、また別のグループ企画『T-BOX MIX展、前期』に昨日からスタートしてます。こちらの出展に関しては、DMにも記載されていないし、やや友情出演的なかんじになっております。「前進!」という展示コンセプトにもかこつけて、版画の立体化に挑戦しました。型に焼き石膏を流し込むと同時に版を刷りとる「石膏刷り」という手法で、ぐにゃぐにゃの型に版を貼り付けて刷っています。

版画を立体にしようとするとき、版画のプレスによる平面性とは違った局面が出てくる...出てくると面白いなと思って作っています。まったく予想だにしないものができてくるので、自分も「これでいいのか…?」という印象のまま飾っています。(⌒-⌒; )

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しかし、なぜ石膏が固まる時に版画を密着させておくと刷れるのか?

設楽知昭さんという作家さんが1985年に発表した論考「石膏刷り(plaster-prlr・Itlng)1)の研究」に詳しく載っていて、以前から参考にしていました。 去年の冬、不忍画廊で開催されていたこの方の展示をたまたま拝見して、このテキストの著者だったことに気づいてびっくりしました。

焼石膏は、水と混練すると、直ちに反応して下にあるような反応を起す。熱を発し、水和しながら、微細な針状の結晶を無数にっくり、それぞ れが交錯して硬化体になる 。結晶の隙聞は、細かい不規則な毛細管で出来ており、硬化と同時に 、 急激に成長するこの毛細管は、その表面に触れる水分や、油脂分、微粒子を吸い取る 。 この作用を利用し、版面にあるインクを転写し定着させるのが石膏刷りである 。石膏刷りは、溶いた石膏を直 接版面に流し込んで硬化させ、プレスを使わず、 版のありょうをそのまま写しとる方法である。(『 大学版画学会会報17』1988年、6頁。http://cuapsj.org/wp/wp-content/download/journal/JournalNo_17.pdf

昨日のオープニングで、他の出品者の方々に水溶性インクのものが印刷できるかときかれたのですが、たぶん石膏から出る水分でインクが溶けてしまうので難しいかもなと思います。でも、説明を読んでいると、水分や微粒子でも吸いとるので何かしらは刷りとれるのではないでしょうか?

「 T-BOX MIX展 前期」

会期: 2017年7月17日(月)〜7月22日(土)

時間:11:00〜19:00(最終日は16:00まで)

会場: ギャラリーT-BOX【SpaceAB】

〒104-0028
東京都中央区八重洲 2-8-10
松岡八重洲ビル3F
TEL/FAX: 03-5200-5201

 


◉展示情報 ❣️これから❣️

🔷 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

🔷 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座) http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

🔷 9月12日(火)~9月22日(金) |グループ企画「*** 漱石山房記念館開館 *** 美術を愛した 漱石に捧げるアート展」1点参加・Art Mall アートモール(銀座) 

グループ展、麻布十番のパレットギャラリーにて明日からです!

明日から、麻布十番パレットギャラリーにて、グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』」がはじまります。今回はそのご案内です。ぜひお出かけくださいませ。


  パレットギャラリーは、去年の年末に開催された「装丁画展」に続いて2回目のご縁です。初めてご一緒する作家さんばかり、またまた緊張します!

今回は、何らかの楽曲をレコメンし、妄想でジャケットを制作するという企画。私はジャズトリオ・Bill Evans Trioの「Alice In Wonderland」を選曲しました。曲は51年(日本では53年)に公開されたディズニー映画「ふしぎの国のアリス」のテーマソングです。同じくディズニー映画「白雪姫」の挿入歌で知られる「Some Day My Prince Will Come」と並んで、ジャズのスタンダードナンバーとして有名なディズニー楽曲です。

f:id:yokonaito:20170707123121j:imageサイズは21cm角で、ハートのトランプをモチーフにしたコラグラフ・モノプリントです。テーマは「ハートの女王様の強権」。

最近は、テレビをつけると「このハゲ〜〜!」との罵声が頻繁に放送されていて、いかに世がヒステリーに支配された「不思議の国」かがよくわかりますね。

ーー

いろいろネットで調べていると、このディズニージャズを普及させたのは「Take five」で有名なデイヴ・ブルーベック(The Dave Brubeck Quartet)だそう。私は変拍子がとても好きで「Time Out」のトルコ風ブルーロンドも候補に考えていたので、せっかくだからブルーベックのものにしようか悩んだのですが、ビル・エヴァンスの演奏がかわいすぎて…。


Bill Evans Trio - Alice In Wonderland (Take 2)

映画「ふしぎの国のアリス」は子供の頃大好きでした。この作品は、同じくディズニーの「ダンボ」などと並んで、実は酔っ払って(ラリって)見ると大人でもサイケで楽しいと話題に。曲も映画も、まだまだ楽しめそうですね。

 

『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』

 

 


◉展示情報

 ❣️これから❣️

🔷 7月8日(土)~17日(月)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』」1点参加・PALETTE GALLERY パレットギャラリーhttp://palette-gallery.jp/

🔷 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

🔷 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座)

http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

🔷 9月12日(火)~9月22日(金) |グループ企画「*** 漱石山房記念館開館 *** 美術を愛した 漱石に捧げるアート展」1点参加・Art Mall アートモール(銀座) 

 


 

コレクター三浦徹さん宅を訪問/人人会サイトでフリーライター山田歩さんの連載開始

暑くなってきました。

展示のお知らせ、人人会の更新情報、さらに今月末までが会期の「三浦徹コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』神戸わたくし美術館」を訪問させていただいたので、レポートさせていただきたいなぁと思います。

 


◉展示情報

❣️現在開催中❣️

🔷 4月1日~6月30日|三浦徹コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』神戸わたくし美術館

❣️これから❣️

🔷 7月8日(土)~17日(月)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』」1点参加・PALETTE GALLERY パレットギャラリーhttp://palette-gallery.jp/

🔷 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

🔷 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」・1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座)

http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

 

上記のように、夏にかけて開催されるグループ企画の詳細が出揃ってきています。華やかな企画が多くやや緊張しますが、頑張って新作を作っています。何卒よろしくお願いしますm(_ _)m 

  


私の絵をコレクションしていただいているコレクター・三浦徹さんがコレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』開催してくださいました。会場の神戸わたくし美術館は、もともと旅館だった建物で、三浦さんのご自宅でもあります。

応援してくださるのみならず、このように公開までしてくださるということは大変光栄なこと。湘南から神戸まで飛行機で日帰りという強行スケジュールで、なかなか体がバキバキになりましたが、伺えてほんとうに良かったです。

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私の作品の他に、具体美術協会に72年の解散まで参加していた堀尾貞治さん、堀尾昭子さんのコレクションも鑑賞できます。逆光で真っ暗ですが、左下の写真に写っています。

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陶器のコレクションも圧巻。三浦さんは陶芸の腕前もプロ!で、2012年には銀座のギャラリー枝香庵で個展が開催されました。

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素敵な廊下です!

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ドア窓にさりげなく設置してあるのは堀尾昭子さんの作品だとか。

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最近のものが窓際にありました。

 

三浦さんは婦人科系のがん専門の元産婦人科医で、病院に院内助産所を設ける試みをした方としてメディアに取り上げられています。(ちなみに本稿も朝日新聞の記事を参考にしています。*1産婦人科助産院というのは基本的に別々の施設となっているのですが、三浦さんは医師の立場から病院内に助産院を設けるよう働きかけたようです。確かに、私も息子は産婦人科で産んだのですが、助産院で産んだ友人もいました。お産の方法もいろいろ選ぼうと思えば選べるのですが、「お医者さんの指導が安心」と消極的に産婦人科を選んでしまいがち。でも、お産は人間の根源的な積極性があらわれる場なんですよね。

三浦さんのお話やコレクションからは人が「うむ力・うまれる力」を絶対的に信頼するという独自の哲学を感じました。今は引退されていますが、大変エネルギッシュな方で77歳まで現役でお仕事をされていたそう。生命感みなぎるアートコレクションはそのパワーの原動力となっていたとのこと。20歳のころから10年以上お世話になっている方ですが、やっと三浦さんのお仕事や活動の一端が理解できたような気がしました。

↓こんな変な絵をカラーで載せてくださった神戸新聞さまにも大変感謝です!

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人人会のサイトも更新しています。

5月末からホームページ上で人人会関連作家の活動紹介をすることになり、それに連なる企画として「あるくの从作家見聞記」を連載することになりました。山田歩(あるく)さんが、会関連作家の展示をたずね歩き、見聞記を書いてくださるそう。山田さんは新聞などの媒体を中心に文化欄などで執筆活動をされているフリーライターで、編集者でもあります。

適度な距離感を保ちつつ、未知な作家や展示に歩み寄っていく中でのワクワク感があり楽しい文章です。山田さんの人柄や文章力もさることながら、「評者」というよりも取材者、ルポライターの眼差しの妙なのかもしれませんねぇ。

第1回目がもうすでにアップされています。

hitohitokai.org


 

予定やお知らせ諸々/人人会と「なんでも鑑定団」

ご無沙汰な更新となっております。
息子が幼稚園に通いだし、必要以上にテンパってしまいます。
通っている当人はドッシリしているのに…情けない!
 
今展示中の「三浦徹コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』神戸わたくし美術館」は来月いっぱいの会期となっており、来月の下旬に(日帰りですが)伺ってみようと思っています。
もし、神戸にお住まいの方がいらっしゃいましたら、在館日をお問い合わせください。
 
 いろいろとコマゴマしたお知らせがありました。
 1ヶ月も空いてしまうと、忘却の彼方にいってしまったものもござます。とりあえずこれからの予定と、最近のお知らせを記しておきますので、何卒。
 
🔷4月1日〜6月30日|三浦徹コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ』神戸わたくし美術館
🔷7月21日〜28日|グループ企画1点参加・ギャラリー枝香庵
🔷7月|グループ企画1点参加・パレットギャラリー
🔷8月5日〜6日|イベント出展予定・パークホテル東京
🔷10月16日〜21日|個展・ギャラリーT-BOX
 
夏までに、グループ展示が追加されるかもしれません。
 
 

かなり前ですが、私が所属し、ウェブサイトなどの運営をしている「人人会」のホームページを更新しました。

🔸人人会 | 公募団体「人人会」の公式ホームページです!

美術の窓』2017年5月号の公募展だよりコーナ、『東京民報2017年4月30日・5月7日合併号』が前回の展示を取り上げてくださいました。
 
それとは別に、テレ東の番組「なんでも鑑定団」にて中村正義の第一回人人展の出品作がとりあげられました。
会の人間も誰も知らず、私も知らなかったため、友達からの連絡で知りました。ちなみに本物でした。
鑑定結果300マン(!)だそう。ちなみに買った時は100万円だったらしいです。
 以下、テレビ東京なんでも鑑定団ウェブサイトから
「中村正義の作品に間違いない。1972年、48歳の時の作品。52歳で亡くなっているので比較的、晩年の作品。中村正義はその時の気鋭の作家を集めた「人人会」を設立し、その一環として展覧会も継続的に開いていた。その展覧会に自分で選んで出品したのがこの作品。他の年には裸婦は見られず、大変、希少性の高いモチーフである事も間違いない…」以下略
人人展の出品作だったため、人人会が地上波で紹介(一瞬ですが)されており、人人サイトのアクセス解析をワクワクして見ていました。
結果、瞬間風速的に沢山の方が来訪されたのですが、よく考えて、SNSで「バズる」というものと桁が違うかもなぁとも思いました。そこまでの反響はなしかも?
テレビとインターネットの間には壁があるような気がします。視聴者の年代層も関係しているかもしれませんね。
 
 

そういえば、自分のサイトもリニューアルしました。
というのも、使っていたCMSが突然サービスを止めることとなってしまったようで、仕方なく引っ越すことにしました。もともとドメイン含めて年間30ドルくらいで運営していたのですが、tumblrにしたらドメイン以外タダじゃん!
jimdoやwixなどサービスを使ったサイトもたくさん見るのですが、実はsnsっぽいtumblrでも同じく静的なサイトが作れます。関数(っていうんですかね?)は独特のものがあるのですが、フリーのテンプレートを改変するぞ!というくらいならば、そこまでサイバーなかんじの人じゃなくてもできるきがします。なにせ私がやっているんですから。無料で独自ドメイン使えることがなにより良いです。
 
もう簡単なウェブサイトだったら年間千円前後で運営できる、すごい時代ですねぇ。
 
オンライン・バカ -常時接続の世界がわたしたちにしていること-

オンライン・バカ -常時接続の世界がわたしたちにしていること-

 

 上記の本によれば、1985年以前に生まれていれば、インターネットがある時代とない時代の両方を知っていて、それより若い世代はインターネット以前の地形の中で暮らしたことがないらしい。

ネットがなかった時代を知る人がいなくなると、どんな世の中になるしら。

私はちょうど85年生まれなので、最後の二股世代だな!

作者のマイケルさんは80年生まれか。もうちょっと年上の人かと思った。

 
 

「第17回リン版画工房展」出品中、4月30日(日)まで / 平塚市美術館の展示見聞録。また劉生さん。

4月に入ってから、私事で大変バタついておりました。

もう一昨日から始まっているのですが…お世話になっているリン版画工房の展示に今年も参加させていただけるとのことで、旧作1点出品しています。

リン版画工房には、教室の空席に潜入できるチケット会員というシステムがあります。

本当は新作を作りつつ工房にもお邪魔したかったのですが、叶わず。3月の人人展に出した版画の大作を出品しています。

 

「工房会員全体展 17th」版画ワークショップ会員作品

2017年4月25日~4月30日 9:30~16:50

{初日13:00~。最終日16:00}

会場:平塚市美術館 市民アートギャラリー 

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平塚美術館では「リアル(写実)のゆくえ 高橋由一岸田劉生、そして現代につなぐもの」という企画展が開催されていました。せっかくなので、観覧。

貸し出されていたものの中にはよく再会する作品もありました。個人的に神奈川近代美術館と、国立近代美術館は、美術の大型施設の中ではかなり通っている部類なので…

自分にとって馴染み深いものだと靉光の作品ですが、写実回帰の文脈で飾ってあると、なんだか新鮮な気もします。

 

個人や社会・世界の実在性の揺らぎ、不信感が現代的な視点とされる中で、写実や具象は美術史に組み込まれにくくなっている〜云々(うろ覚えなので多少違っていたらすいません)。思想にも、そういった不確実性は棚上げしてしまおうという文脈があるのですから、美術もその内部でジャンルが乖離してくるのかもしれませんねぇ。

ともあれ、とても迫力がある作品ばかり。現代作家の作品もギョッとするほどリアル。確かに現実の視覚と相関関係にはあるのだろうけど、それは写真のそれとは全然違う!遠いどこかの風景…というより、すぐ眼前にあるようなかんじ。

 

「リアル(写実)のゆくえ 高橋由一岸田劉生、そして現代につなぐもの」

「移入され150 年を経た写実がどのように変化し、また変化しなかったのか、日本独自の写実とは何かを作品により検証し、明治から現代までの絵画における写実のゆくえを追います。」とのこと

開館時間 9:30 ~ 17:00(入場は16:30 まで) 休館日 月曜日

平塚市美術館

 

展示告知『内藤瑶子の世界Ⅱ三浦徹コレクション』・その他いろいろお知らせ

今回は、3点ほどお知らせがあります。
🙆‍本日で『私の、意中の画家 』@銀座屋上ギャラリー枝香庵 8Fが終了しました。
🙆‍コレクション展『内藤瑶子の世界Ⅱ三浦徹コレクション』が4月1日からはじまります。
🙆‍人人会のホームページにて、「第41回人人会」のレポートを掲載しました。
 

『私の、意中の画家 』は、オープニングパーティも兼ねたギャラリートーク松本竣介を語る」梅野亮(梅野記念絵画館運営委員)にも参加しました。肝心の松本竣介話、いろいろバタバタで聞けなかったような気もしましたが😅
質疑応答ふくめ、とても盛況な様子でした。
梅野さんがお話していた、絵を描く上で画面に現れてくる精神性など、絵と描き手の関係に関するトピックが印象に残りました。この国では特に表現主義的な探求が素朴に信用されているし、心象風景はとても人気があるジャンルなんだなぁ、とよく思います。
 
特に、表現主義は「青年期の芸術」とされる。あらゆる抑圧に歯向かって、より極端な心象ブチカマシへ突き進むのは青春の特権!!なんでしょうね。だからこそ、逆に「老年期の表現主義」が気になってくるんですけど、、
 

 前の段落と関係しているような、していないような…
『内藤瑶子の世界 Ⅱ 三浦徹コレクション』はコレクターである三浦さんが集めてくださった沢山の絵、私の10代・20代の作品を展示してくださるそうです。
ほんとうにありがたいお話です。会期中、自分も神戸に伺おうと思っています。
 
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なぜこれを描こうと思ったのか。。そしてどうして人に見せようと思ってしまったのか。。
疑問に思ってはいけないのかもしれないが、多いに謎である。。
 
 
『内藤瑶子の世界Ⅱ三浦徹コレクション』
会期:2017年4月1日(土)〜6月30日(金)
場所:神戸わたくし美術館(ただし、観覧は要予約のようです。ご注意ください)
電話/FAX: 078-621-0366
 

 


人人展のレポートも去年に引き続き更新することができました。↓

hitohitokai.org

 

レポートの他に、3月2日に開催した都美術館講堂での中村正義映画上映会にちなんで、1974年前後の中村正義や人人展・東京展と都美術館とのいきさつを簡単に概説しました。

先日、都美術館の紀要に「美術館としての都美術館」をテーマにした論文が載っかっているのをネットで発見。中村正義の美術館解放運動も引用されていました。他の引用文献も面白そうで、他の資料もチェックしてみたくなりました。*1

 人人会については、私の個人的な興味により勝手に調べていたりすることが多々あるのですが、ウェブサイトはあくまで見に来てくださる方や、関係する方々をとりまくコミュニティの財産になっていったらいいなぁ〜と思っています。

尾藤さんの特陳もとても見応えのあるものになっていたので、良い方向に転がってくれるといいなぁ!

 

*1:山村仁志「東京都美術館の特質と課題―様々な個人を生かすしなやかな容器(うつわ)」『東京都美術館紀要』 No.22 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団

http://www.tobikan.jp/med…/pdf/h27/archives_bulletin_h27.pdf 

ここでとても参考になったのは、アンデパンダンからの流れや、東京展廻りを追っていると、針生一郎さんばかり読むことになってしまうんですが、瀬木慎一「東京都美術館は美術館か」というラインもあるんだなぁ〜という点。誰の得になる情報かわからないんですけど、いちおう。。