画家の死後:内藤瑶子の生前日記

自称絵描き|内藤瑶子のナイトー自身による、活動報告のブログです。/ 東京近辺で活動中。詳しいことはhttp://yokonaito.info/へ。

会期延長🏃「《美術を愛した》漱石に捧げるアート展」9月24日(日)夜8時まで

小品一点参加している「《美術を愛した》漱石に捧げるアート展」好評につき9月24日(日)夜8時までプチ延長決定!とのこと。朝日新聞にも掲載されたそうですよ〜すごい(・ω・)!
こんなかんじ。夢十夜というお話が題材として人気があったみたいですね。
展示の様子載せておきます🏃とりいそぎ。
はしっこの赤いものが私の作品です。24日に会館予定「新宿区立漱石山房記念館」のポスターも貼ってありました。
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 ↓詳しい詳細は、前回エントリで書きました。↓

グループ企画参加します「《美術を愛した》漱石に捧げるアート展」/漱石の転職。

明日から、下記展示に小品一点出品予定です。

三井不動産のテレビCMで映るコレド室町のすぐ近く。近くには日銀とか、三越とか、見て楽しい建物もたくさんあります。銀ブラの際にはぜひ!

 

***漱石山房記念館 開館記念***

《美術を愛した》漱石に捧げるアート展

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ことし2017年は夏目漱石生誕150周年にあたります。 記念イベントが全国で目白押しの中にあって、 もっとも大きな目玉行事が『漱石山房記念館』の開館です。 日本最大の漱石記念館として、 漱石生誕の地・新宿区に9月24日オープンいたします。 本展は、NPO法人 漱石山房からの 特別協力と賛同の下に企画されました。(公式リリースより引用)

  

f:id:yokonaito:20170911190554j:image「 文鳥」を選びました。F0号、コラグラフに手彩色です!

文鳥・夢十夜 (新潮文庫)

文鳥・夢十夜 (新潮文庫)

 

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今回とりあげた「文鳥」はとても短い話ですが、これはほぼ自然主義作品としてよいのかしら?(・・?)

いい。この話とても好きです。

 

確かに私は活字中毒ではあるのですが、文学にものすげー詳しいわけでもない。

こういった読書企画(勝手に命名)では、本文に加えて、関連する入門書や有名な論評などに目を通すよう努めているのですが、いかんせん今回は時間がとれず読みこめませんでした。

でも、たまたま自宅にあった新潮 2017年 08 月号 [雑誌]で「編集者漱石」が連載されていました。それによれば、この「文鳥」が朝日新聞に掲載される一年前、漱石朝日新聞で働き始めてもいたらしい。漱石は当時40歳での転職で、安定した大学教授職を蹴って朝日新聞に入社したそうで、給料とか家族のこととかでかなり悩んでいたらしい。

エリートでも考えちゃうよねぇ。どこの家庭も一緒なんだなぁ〜

残暑見舞い/春夏をふりかえり雑記/その他お知らせ

 残暑お見舞い申し上げます。

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もう夏ギリギリのご挨拶。でも、暦は秋になろうともこれからがガチ残暑。

温度変化に疲れがどっと出てくる季節です。皆様何卒ご自愛くださいませ。

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さて、2017年9月12日(火)〜9月22日(金)の会期にて、銀座のギャラリー共同出展型アンテナショップ・Art Mall(アートモール)にて開催される「美術を愛した 漱石に捧げるアート展」に出品します。

2017年は夏目漱石生誕150周年にあたるそうで、それに伴い漱石山房記念館が開館。それを記念し、NPO法人 漱石山房からの特別協力と賛同の下に企画されたとのこと。

私は『文鳥・夢十夜 (新潮文庫)』に収録されている「文鳥」をとりあげた小品を一点出品予定です。

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大小あわせて10本ものグループ展示が続いた春夏、夏の締めくくりとなったパークホテル東京主催「ホテルアートフェス」良い経験になりました。どんどん自らをアピールしていく華やかな作家さんが多数いらっしゃり、たいへん刺激的でした。

自分もやってみたいことへ、一歩踏み出すエナジー💪になりました。(といっても、相変わらず意欲対象がめっぽう地味ではあるのだが)

改めまして、来ていただいたお客様、絵や作品を気に入ってくださった方々どうもありがとうございました!関係者の方々、作家様、お疲れ様でございました。

 

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ちなみに、このアーティストルームプロジェクトが第3回『ジャパン・ツーリズム・アワード』の優秀賞(大賞に次ぐ賞)を獲得!すごいですね。

ディレクションしている方によれば、自治体が主体となった、観光資源を活かす地域活性化事業などが受賞のほとんどを占める中で、ゼロベースから先駆性と独創性、何より中身の質で獲得したものとして大いに誇るべき受賞だ!とのことでした。まさに。

この面白さって、単に「アート」が独創的な性質を持っていることに由来するというより、ホテルの中にこのプロジェクトがあるからこその価値なのでしょうね。

ホテルサービスの整然とした美しさと、部屋を丸ごと使用した予測不可能(たぶん作家にとっても……)で突き抜けてくるペインティング。一見異質なものが共存しているホテルの空間は本当にワクワクします‼️

 

それにしてもホテルで働いている方々、本当に格好いいんですよね。憧れます。

「ホテルアートフェス in パークホテル東京」出展のお知らせ

6月から連綿と展示が続きましたが、 パークホテル東京主催「ホテルアートフェス」への出展で、一旦小休止です。

8月5日・6日の2日間、15:00~20:00の開催、場所は新橋or汐留駅から徒歩で日テレの隣あたり、共同通信ビル25F〜です。

2015年に装飾を行なったパークホテル東京の客室が一般公開され、自分が在室し作品解説および物販を行います。ドキドキ。

前回と繰り返しになりますが、入場料が2,000円となっており、下記サイトで予約していただく必要性がございます。ホテルのラウンジでいただくアートカクテル(!)つきです。楽しい催しなどもたくさんあるそうなので、ぜひ大人な夏祭りとしていかがでしょうか。

 開催概要はオフィシャルホームページに詳しく、こちらを見ていただくのが一番間違いがありません!→【8/5(土)、8/6(日)】第2回ホテルアートフェス開催 | イベント | パークホテル東京(公式ホームページ|最低価格保証)アーティスト イン ホテル

 


Artist Room Carp「アーティストルーム鯉」内藤 瑶子(at Park Hotel Tokyo)

 ↑このように描いておりました。ちなみに、このような「アーティストルーム」なるものを31室も作ってしまった(?)パークホテル東京はすごいホテルです。このアートホテルを楽しまれている方を見かけるたびに、ほんとうにそう思います。

  


今回は、部屋の公開とともに作品の展示・販売もします。

まだ準備途中ですが、和紙の版画作品のミスプリントを再利用した団扇、旧作の版画作品などを出品予定です。どうぞよろしくお願い申し上げます!

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版画を貼り付けるのが大変でした!


今後は、9月に夏目漱石をテーマに行われるグループ企画に一点出品、秋に八重洲のギャラリーTーBOXにて個展を予定しております!

展示が終了 / イベント参加のおしらせ

今日で銀座のギャラリー枝香庵でのグループ企画「わたしの中の村上春樹」の会期が終了しました。
見に来ていただいたお客様、関係者各位、どうもありがとうございました!

m(--)m

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嫁ぎ先が決まらなかった我が作品ですが、ギャラリーの方のご厚意により8月1日(火)-8月8日(火)まで行われるギャラリー企画「サマーフェスタ2017」にも引き続き掛けていただけることとなりました。

もし、まだ見に行ってみようかなという方がいらっしゃいましたら、ぜひ!
ギャラリーホームページ→ http://echo-ann.jp/

 


 

ほとんど初めましてな作家さんばかりだったので、WEBサイトを検索してまわったりしました(ほんとうはお話しできればよかったのですが、展示は昨日やっと伺えました。)
もともと村上春樹の熱烈なファン、かたや展示をきっかけにアンチから転じてファンになった人など、いろいろな経緯がまた面白かったです。

 



次の展示は8月5日、6日夕刻から開催されるパークホテル東京主催「アートフェス」です。場所は日テレの隣あたり、共同通信ビル25F〜です。
フェスに行く側じゃなくて、やる側になったのは初めてです!

入場料が2,000円となっており、下記サイトで予約していただく必要性がございます。ホテルのラウンジでいただくアートカクテル(!)つきです。楽しい催しなどもたくさんあるそうなので、ぜひ大人な夏祭りとしていかがでしょうか。

hotelartfes2017.peatix.com

 

今日からグループ企画『わたしの中の村上春樹イメージと創作』がはじまります。

今日からグループ企画『わたしの中の村上春樹イメージと創作』がはじまりました。

この夏は、たくさんの展示と出会いにめぐまれて大変光栄です。

しかし、息子が夏風邪になっており、オープニングやトークに行けない…。

大変残念ですが、こんなことで「アーァ😩なんて思ってもどうにもなりません、小さい子供はそんなことばっかりですから!咳の風邪、流行ってますかね。

めげずに8月5日・6日のパークホテル東京「真夏のアートフェス」の準備もしていこうと思います。また、ギャラリーT-BOXの展示〜7月22日(土)まで開催中です。下記エントリーに書いています。

yokonaito.hatenablog.jp

  


今回の企画は、村上春樹さんの小説を1作品選出し、それをテーマに作品を作るというもの。

このようなお題型のグループ企画だと、明快にテーマが決まります。新しいお客様やギャラリーさんとの関係ができたり、作品につながるアイディア💡発想のきっかけになったりして、普段の制作にフィードバックすることもできます。

 

村上春樹作品は有名なものをパラパラ読んでいるだけなので、全作品から何かを選び出す確固たる基準!というのを持ち得ていないのですが…それでも問題ないとのこと。

以前の企画で題材に選んだフィリップ・K・ディックの『ヴァリスというSF作品と同様に、私の好きなパラレルワールドをキーワードにして、『アフターダーク』という作品を選んでみました。

近作『1Q84』もありますが、こちらのほうが気に入ってます。

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まだ展示を観ていないので、写真がありません。

飾った感じはこんなかんじです。m(_ _)m

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作品は、「In the dark」版画紙にコラグラフ、手彩色、290×205mmです。

異世界への脱出可能性!がテーマです。

 

この小説は夜から朝にかけてのリニアな時間を軸としながらも「ダーク」という視界の悪さや、真夜中にある有象無象から、ふとした時間や空間の歪み、異世界の兆しが醸されます。

その確率論的なゆさぶり(と言ったらいいかな?)を楽しむこともできるし、物語の登場人物たちがその中を切実にさまよう様子を、その全体を見通して悦に入ることもできる。 

 

ちなみに、この読み方は私の勝手な見解であることご了承ください(⌒-⌒; ) 

 

また、大急ぎで書いているので乱筆乱文お許しください。

 


髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による

『わたしの中の村上春樹イメージと創作』

会期:2017年7月21日(金)-7月28日(金)

時間:11:30~19:00(日曜日、最終日は17:00まで)

会場:8F ギャラリー枝香庵(えこうあん)Tel 03-3567-8110

!入り口がわかりにくいかもしれません!

ビル左横の細い通路を入りエレベーターでお越しください。

  

 


◉展示情報 

❣️ 開催中❣️ 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

❣️ 開催中❣️ 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座) http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

🔷 9月12日(火)~9月22日(金) |グループ企画「*** 漱石山房記念館開館 *** 美術を愛した 漱石に捧げるアート展」1点参加・Art Mall アートモール(銀座)

展示が終了。そしてまた別の場所ではじまり。京橋のギャラリーT-BOXにて

昨日で『アートで聴く音楽 ジャケットアート展Ⅳ』が終了いたしました。

見にきていただいたお客様、関わってくれた方々に感謝申し上げます。視聴できるようにしたり、キャプションやレイアウトなどなど、とても根気強い準備を要する展示だと思います。心をこめて展示を作っていただいたギャラリーの方々にも、改めてお礼申し上げます。


 

そして、また別のグループ企画『T-BOX MIX展、前期』に昨日からスタートしてます。こちらの出展に関しては、DMにも記載されていないし、やや友情出演的なかんじになっております。「前進!」という展示コンセプトにもかこつけて、版画の立体化に挑戦しました。型に焼き石膏を流し込むと同時に版を刷りとる「石膏刷り」という手法で、ぐにゃぐにゃの型に版を貼り付けて刷っています。

版画を立体にしようとするとき、版画のプレスによる平面性とは違った局面が出てくる...出てくると面白いなと思って作っています。まったく予想だにしないものができてくるので、自分も「これでいいのか…?」という印象のまま飾っています。(⌒-⌒; )

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しかし、なぜ石膏が固まる時に版画を密着させておくと刷れるのか?

設楽知昭さんという作家さんが1985年に発表した論考「石膏刷り(plaster-prlr・Itlng)1)の研究」に詳しく載っていて、以前から参考にしていました。 去年の冬、不忍画廊で開催されていたこの方の展示をたまたま拝見して、このテキストの著者だったことに気づいてびっくりしました。

焼石膏は、水と混練すると、直ちに反応して下にあるような反応を起す。熱を発し、水和しながら、微細な針状の結晶を無数にっくり、それぞ れが交錯して硬化体になる 。結晶の隙聞は、細かい不規則な毛細管で出来ており、硬化と同時に 、 急激に成長するこの毛細管は、その表面に触れる水分や、油脂分、微粒子を吸い取る 。 この作用を利用し、版面にあるインクを転写し定着させるのが石膏刷りである 。石膏刷りは、溶いた石膏を直 接版面に流し込んで硬化させ、プレスを使わず、 版のありょうをそのまま写しとる方法である。(『 大学版画学会会報17』1988年、6頁。http://cuapsj.org/wp/wp-content/download/journal/JournalNo_17.pdf

昨日のオープニングで、他の出品者の方々に水溶性インクのものが印刷できるかときかれたのですが、たぶん石膏から出る水分でインクが溶けてしまうので難しいかもなと思います。でも、説明を読んでいると、水分や微粒子でも吸いとるので何かしらは刷りとれるのではないでしょうか?

「 T-BOX MIX展 前期」

会期: 2017年7月17日(月)〜7月22日(土)

時間:11:00〜19:00(最終日は16:00まで)

会場: ギャラリーT-BOX【SpaceAB】

〒104-0028
東京都中央区八重洲 2-8-10
松岡八重洲ビル3F
TEL/FAX: 03-5200-5201

 


◉展示情報 ❣️これから❣️

🔷 7月17日(月)~22日(土)|グループ企画「T-BOX MIX展、前期」点数未定・T-BOX(八重洲)

🔷 7月21日(金)~28日(金)|グループ企画「髙橋千裕・御子柴大三・山本冬彦の推薦作家による『わたしの中の村上春樹イメージと創作』」1点参加・ギャラリー枝香庵(銀座) http://echo-ann.jp/exhibition.html?id=311

🔷 8月5日(土)・8月6日(日)15:00-20:00|イベント出展「ホテルアートフェス Hotel Art Fes」客室装飾の公開と室内での小展示・パークホテル東京1日券2,000円(税金込、アートカクテル1杯付き)http://parkhoteltokyo.com/event/hotelartfes/

🔷 9月12日(火)~9月22日(金) |グループ企画「*** 漱石山房記念館開館 *** 美術を愛した 漱石に捧げるアート展」1点参加・Art Mall アートモール(銀座)